ガラクタや ネバーランド | 雑貨

僕はその日疲れていた。

呼吸を取り戻す為に入った老舗の珈琲屋は女子大生の黄色い声で語られる安っぽい恋の話に呑みこまれていて、僕はマンダリンを二口飲んで逃げるように店を出た。人もまばらな商店街の奥のほうで、橙色の灯りがぼうっと、さまよう僕を誘った。怪しげな店の扉は意外と軽く、ぶら下がる銅鍋や提灯に出迎えられた。僕はその瞬間、今日という世界の裏っ側に紛れ込んでしまったのだ…

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江古田には魔女が沢山生息しているようですが、ここの店主もその一人かと思われます。ここでしか出会えないものがきっとあります。そして、貴方のまわりでも不思議なストーリーが始まるかもしれません。

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